2013年12月31日火曜日

本来と違う移動をした場合の交通費

川´・_・`リ 「あのー、先生」←アシスタントのサキ

税理士の福島「はい、なんでしょう?」

サキ「年賀状の準備、はじめてますか?」

福島「家庭のものは、印刷だけは終わってますよ。家族写真を用意するのが毎年大変で」

サキ「先生もパパしてるんですねー」

福島「そうですよ。」

川´・_・`リつ□ 「じゃあ、今日の質問、お願いします」

いつもブログを参考にさせていただいております。

私は関東でハンドメイド教室を営んでいるのですが、東海で出張イベント(レッスン)を行いました。

ちょうど、レッスン前に大阪で私用があったので、

品川→大阪(私用連泊)→名古屋(レッスン、準備等で連泊)→品川

という新幹線切符を購入致しました。

この場合の経費は、「大阪-名古屋、名古屋-品川の交通費」「品川-名古屋間往復の交通費」どちらで申告すれば良いのでしょうか?




福島「私なら、品川-名古屋往復にしますね」

サキ「そのココロは?」

福島「私用がなければ、品川-名古屋を往復しますよね」

サキ「確かに」

福島「たまたま私用と仕事が重なった。そして合理的なのは今回のような移動。だから品川-名古屋としておくのが良いかと思います」

サキ「実際に払った交通費と違うけど、良いですか?」

福島「現実は、品川→大阪→名古屋→品川」と移動しているので、この内品川-名古屋往復分の金額を経費にしたと考えます」

サキ「なるほど」


サキ「ところで、先生。もらったら嬉しい年賀状って、何かありますか?」

福島「そうですねー。今年ならネタでこういうの送ってもらえれば(笑)」

川´・_・`リ 「……一応聞きますが、どれをご希望ですか?」

福島「やっぱり、Juice=Juiceですね」

サキ「10枚くらい来ても知りませんよ」

フランチャイズの加盟金は、経費になりますか?


川´・_・`リ 「あのー、先生」←アシスタントのサキ

税理士の福島「はい、なんでしょう?」

サキ「私のアイス、知りませんか?」

福島「前回もそんなやりとりでしたね。相変わらずアイスが見当たらないのですか?」

川´・_・`リ 「あれ?冷蔵庫の方から物音がしませんか?」

福島「まさか、泥棒!?」


川c ’∀´) 「ここの事務所は美味しいアイスがたくさんありますね!」←フリーランサーのあゆみ

サキ、福島「おい!なに勝手に食べとるんじゃあーーー!!」

あゆみ「ほら、いつも質問持ってきてあげてるんだから、ギャラですよギャラ」

サキ「そういう問題じゃない!」

福島「まったく、サキちゃんの楽しみを勝手に奪っちゃいけませんよ」

あゆみ「あたしも食べることは好きなんです」

福島「いいから、今日の質問を出して下さい」

フランチャイズで学習塾を開業する場合、開業にあたり高額な加盟金などが必要です。

開業にあたり発生した加盟金はすべて必要経費となりますか。

注)加盟金は返金されず、会員の地位は譲渡できないものとする。



福島「基本的には、経費にできますが、ちょっと注意が必要です」

サキ「どんな注意ですか?」

福島「加盟金が20万円以上の場合、一発で費用になりません」

川c ’∀´) 「減価償却するんですか?」

サキ「アイスほっぺたにつけたまま話するんじゃない!」


福島「厳密には『繰延資産』という分類になって、60ヶ月かけて費用にします」

サキ「単純に加盟金を60で割って、毎月経費にする感じですか?」

福島「最初と最後の年だけは端数がでて、途中は5分の1ってのが正確な答えです」

サキ「どちらにしても、すぐに経費にはならないと」

福島「そうですね。厳密に言えば、加盟金の効果は会員である期間すべてに及ぶので、すべての期間で均等に経費にすべきなんです」

サキ「でも、会員である期間なんて、分かるわけ無いですよね」

福島「だから、便宜的に5年と区切っているのです」



あゆみ「なるほどー。アイスごちそうさまでした!」

サキ「ちょっと待ちなさい。まさかこのまま帰るつもりじゃないですよね~、あゆみさん」

川c ’∀´) 「え?もっとアイスくれるんですか!?」

サキ「んなわけないでしょ!アイス代の代わりに、事務所の掃除をしていきなさい!!!!」

福島「食べ物の恨みは怖いな~」






申告義務がない場合、それを証明する義務はありますか?


川´・_・`リ 「あのー、先生」←アシスタントのサキ

税理士の福島「はい、なんでしょう?」

サキ「私のアイス、知りませんか?」

福島「知りませんよ。食べちゃったの忘れてるんじゃないですか?」

サキ「あたしが至福のアイスタイムを忘れるわけありません!まさか、先生、勝手に食べちゃったとか!?」

福島「サキちゃんのアイスを取るわけ無いでしょ?」

サキ「じゃあ、取ってないことを証明してください!」

福島「取ってない証拠というのは難しいですねー。」

川´・_・`リ 「……腑に落ちないけど、質問に行きましょう」

先生のホームページに書かれていたこと等についてお教えください。

「サラリーマンの副業は、原則として利益が20万円以上なければ確定申告をしなくてもいい」との記載がございました。

でも、20万円以下であることを証明しなくてもいいのでしょうか。

開業届を出している個人事業主が、利益がないからといって自分の判断で確定申告をしなくても本当にいいのでしょうか。

税務署に確定申告をするように催促されませんか。




福島「申告義務がない場合は、特に税務署への手続きは必要ありません」

サキ「税務署サイドからツッコまれることはないですか?」

福島「お店の看板やWEBサイトがある場合には、質問が来る可能性はありますね」

サキ「その時はどうするんですか?」

福島「最初は署名で質問がくるので、解答欄に利益が少ない旨を書けばおしまいです」

サキ「それ以上はツッコまれないんですか?」

福島「可能性は低いですね。ただし、申告をする場合と同様に、利益が少ないということを計算した記録や証拠書類は取っておいて下さい。」



川´・_・`リ 「それにしても、アイスはどこへ行っちゃったんだろう?」

福島「気になりますねー」

��次回の記事へつづく?? あ、質問の内容はこれで完結です!)



開業費はどこまで認められますか?


川´・_・`リ 「あのー、先生」←アシスタントのサキ

税理士の福島「はい、なんでしょう?」

サキ「10月に入って、ブログのペースがつかめてきましたか?」

福島「そうですね。質問も増えて、週2回はいけそうです」


川c ’∀´) 「ネタを持ってきたぜぇーー!!!!」←フリーラーサーのあゆみ

サキ「先生、長い残暑が終わった気がしませんか?」

福島「なんか一気に寒い空気が…」

あゆみ「だれが寒いんですかぁ? このこの~!!」

福島「あゆみさん、久し振りですね」

あゆみ「ブログが書けないって聞いたから、ネタを持ってきましたよ!」

サキ「それならもう心配ないから」

あゆみ「まあまあ!サキさんにもおみやげありますよ!

【ご注意ください!1ケース納品です】 明治 こだわりの大粒 たけのこの里 紫いも 46g×10個入

川`・д・リ 「やった!最近あたしコレにはまってるの!」

福島「食べ物でつられるんかい!まあいいや、質問はなんですか?」

あゆみ「友人からの質問を持ってきました」

開業費について教えてください。

コーチングの資格認定講座を受けて、コーチとして開業しました。

A)資格認定講座の費用は開業費になるでしょうか?

��)インターネット集客のセミナー費用は、どうでしょう?


どちらも高額セミナーの類に入ると思うのですが。




福島「ではあゆみちゃん、開業費の3つの要件を復習しましょう」

あゆみ「えーっと、その、あの…」

サキ「もう、いい加減に開業するとそうなるんですよ!開業費の要件は」

��)事業を開始するまでの間の費用(仕入は除く)
��)開業準備のために支出する費用
��)資産(10万円以上のもの)の取得費用は除く


福島「さあ、あゆみちゃん、これを踏まえて考えてみましょう」

あゆみ「Aは開業準備のためだからOK?」

福島「うーん。Aは開業準備とはいいにくいですね。これを準備と認めたら、開業費の範囲はメチャクチャ広いですよ」

サキ「先生が税理士試験に合格するために専門学校に行った費用とかも入っちゃいますよね?」

福島「専門学校代が経費になったら、いいですよねー。あとは医者になるために医学部に行った学費とか」

あゆみ「たしかに、そこまで認めるのは広すぎますね」


福島「一方Bは認められる可能性が高いですね」

サキ「コーチとしての能力だけでは開業できないってことですね?」

福島「はい。開業【準備】として集客の勉強をするのは、自然な流れですから」

川c ’∀´) 「なるほど!分かりました!!」


川´・_・`リ 「って、あゆみちゃん、さっきから口をモグモグさせてるけど。」

あゆみ「気のせい気のせい!」

サキ「自分でもってきたお菓子、食べてるでしょ!」

あゆみ「まあまあ、堅いこと言わないで、サキさんも食べましょう!」


福島「やれやれ、まだ暑さが残るのに、一足早い食欲の秋ですか」






事業用通帳の定義


川´・_・`リ 「あのー、先生」←アシスタントのサキ

税理士の福島「はい、なんでしょう?」

サキ「先生って出張でいろんなところに行ってますよね」

福島「そうですね」

サキ「月の4分の1~3分の1くらい出かけてると、本拠地が分からなくなりません?」

福島「まあ私の場合は本拠地は『場所』じゃなくて『人』ですから」

サキ「さりげなくいいこと言ってませんか?」

福島「じゃあ、ボロを出さない内に質問にいきましょう」

川´・_・`リつ□ 「はい、こちらのメールです」

いつもご指導いただきありがとうございます。

副業で、プライベートと同じ口座を仕事に使っています。

この場合、帳簿の収支がしっかり合う形はとれない
かなと思いますが、それでよろしいのでしょうか?



福島「これは、ケースバイケースです」

サキ「収支が取れる時と取れないときがあるんですね?」

1)青色申告の10万円控除(または白色申告)の場合

そもそも貸借対照表を出さない
→残高をあわせる必要がない
→関係有るものだけ抜き出して記録すれば良い


2)青色申告の65万円控除

2-1)事業用通帳があると解釈する場合
プライベートのものはすべて事業主勘定で入力して残高を合わせる

2-2)事業用通帳がないと解釈する場合
事業に関係有るものだけ現金勘定などで入力して、預金出納帳を使わない



福島「まとめると、こうなりますね」

サキ「自分がどの立場にいるか(選ぶか)を決めないと、答えが出ないんですね」

福島「そういうことです」


おまけ→

川´・_・`リ 「さて先生。ボロを出してもらいましょうか?」
福島「あんた、何ガラにもないキャラ演じてるんですか?」
サキ「あたしは役者よ~」
福島「ウチが大切にしてるのは『場所』ではなく『人』ってことです」
サキ「だから、どこに行っても大事な人がいれば大丈夫と」
福島「そういうことです」
サキ「何に影響されたんですか?」
福島「この本にそういうことが書いてあって『ああ!自分もそう思って活動してるんだ!』ってめっちゃ共感したんですよ」
モーニング娘。 15th Anniversary Photobook ZERO (DVD付き)

会計ソフトで絶対やってはいけない科目ミス



川´・_・`リ 「あのー、先生」←アシスタントのサキ

税理士の福島「はい、なんでしょう?」

サキ「最近このブログ、サボり気味じゃないですか?」

福島「そうですね。気づけば2ヶ月近く放置してましたね」

サキ「カープCS進出も第三子誕生も全部すっ飛ばしてますよ」

福島「久しぶりですが、今日は重要な質問が来ているそうですね」

川´・_・`リつ 「この質問お願いします!」

仕事のために買った教材はどういう科目になるのでしょうか?

ネット調べたら、他の人は材料費や研究費というものを作っているみたいです。

私は【無形固定資産】の『ソフトウェア』の項目で、補助科目ではツール代として記帳しました。

しかしイマイチわかりません。

どの科目にすればよいのでしょうか?




福島「これは、絶対やってはいけないミスです」

サキ「実質的にセミナー受講と同じような教材を資産にしちゃってますね」

福島「会計の専門でない方は、『資産(負債)』と『経費』の違いを覚えましょう」

サキ「資産や負債は、手元にあるものですね」

福島「なので、決算の時には今あるものリストである「貸借対照表(たいしゃくたいしょうひょう)に計上されます」

サキ「一方、経費は使ったらなくなるものですね」

福島「だから、決算では利益を計算する「損益計算書(そんえきけいさんしょ)に計上されます」


サキ「ということは、教材代を無形固定資産に入れたら…」

福島「経費にならず、利益が増えて、税金が高くなるのです!」


福島「以前、一般のかたが作った会計ファイルで、1万円程度の備品を全部『有形固定資産』に入れてた人がいます」

サキ「それ、合計はいくら位ですか?」

福島「たしか合計で30万円弱だった気が…」

サキ「そのまま申告してたら、30万円×税率の税金をムダに払うことになったんですか!?」

福島「その通りです。怖いですねぇ」


サキ「経費は必ず『経費』というカテゴリ内の科目にいれましょう」

福島「新しい科目を作るときもそうですね」


おまけ
川`・д・リ 「先生、これからはきちんとブログを更新してくださいね!」

福島「うーん。ウチの尊敬する人がこのペースだから…」

サキ「そういうところを見習わない!!!!てか、負けてる!!」


アフィリエイトの経費の範囲

川´・_・`リ 「あのー、先生」←アシスタントのサキ

税理士の福島「はい、なんでしょう?」

サキ「最近よくピノを食べてますけど、また何かの影響を受けたんですか?」

福島「アイスが好きなサキちゃんの影響ですかねぇ」

サキ「でもアタシはカップ入りタイプを良く食べてますよ」

福島「そうですねー。では今日の質問へ行きましょう」

今回お聞きしたいことは、
『アフィリエイトするために商品を購入した場合、どれくらい経費で落とせるのか?』
ということです。


今回購入しようと思っている商品はタブレットPCです。

・タブレットPCそのもののレビューサイトを作る(仕事)
・メモ帳機能を使う、PDFレポートを読む(仕事)
・動画(ニコニコ動画、ユーチューブなど)も見る(私用)
といった使い方をしようと考えてます。


質問
��)動画閲覧という仕事とは関係ないことにも使うので全額を経費には落とすことはできないのでしょうか?

��)金額の何%くらいを経費にできるのでしょうか?

ということが今回お聞きしたい内容です。
お手すきの時間に回答いただけたらと思います。



福島「これは、仕事に使っている割合を経費の割合とします」

サキ「割合はどうやって計算しますか?」

福島「一番よいのは、使っている時間ですね」

サキ「とはいっても、だいたいの個人事業者だと、『ザックリ何割』てフィーリングでやってますよね?」

福島「はい。真実は本人しか分からないので。自分の感覚で90%仕事だと思えば、そうすれば良いし、半分だと思えば、半分にすれば良いです」

サキ「今回は大丈夫そうですが、100%仕事ってのもアリですか?」

福島「本当にそうでしたらね。」

サキ「あくまで、実態で判断ですね」

福島「そうです。ただ、一般にタブレットPCだとプライベートでも持ち運びできるので、本当に100%ってケースは少ないかと、個人的には思います」

サキ「でも今回のケースだと、レビューサイトを作るための購入ですから、ニコ動やyoutubeを見るのも、広い意味では仕事(調査)じゃないですか?」

福島「そういう解釈もできますね。ただ、レビューサイトを作った後、普通に仕事に使う可能性もあるので、あえて100%は薦めませんでした」



おまけ(追記欄)

サキ「さて、そろそろおやつにしましょうか」
福島「アイスの時間ですね」
サキ「そういえば、先生。ピノは誰の影響ですか?」
福島「主にこの人の影響です」
サキ「はあ、そうですか」
福島「この娘、歌声と話し声のギャップがすごいんです!」
川`・д・リ 「そんな情報要りません!」